チェンマイロングステイ その3 

病気になったら

海外旅行で病気になったり怪我をしたらどうするか。ツアー旅で添乗員がいる場合でも、そう簡単に医者にかかるわけにはいかない。団体行動を乱すことになるからだ。これまでツアーの仲間が病院に行った事例を5つ知っている。

1つは南イタリアのアルベロベッロ。1人参加の女性が風邪か腹痛か忘れたが現地ガイドが付き添って病院に行き、次の日は元気で合流した。2つ目はブータンの首都で膀胱炎にかかったシニアのご婦人。この日以後は奥地に入るので今日中に行った方がいいと自分で判断した。薬が効いたからか、それ以後ずっと元気だった。

3つ目はフランスで。駐車場のバーが急に降りてきて額に怪我をした女性がいた。彼女ら(妹と母)を待っていると私たちの観光に差し障るので、1時間のロス後バスが出発した。後でタクシーでモンサンミシェルのホテルに到着した。4つ目はバルト3国で。風邪の症状がひどい女性がいたが、彼女は語学が達者。私たちが昼間の観光に行っている間に、ひとりで病院に行った。どの例も保険をかけているので、個人負担はとても少なかったと言っていた。

この4例は観光にもさほど影響はなかったが、5つ目のスペイン旅では途中でツアーから離脱した。1人参加の女性がちょっとした段差でくじいて骨折し、仲間との行動が無理になり単独帰国した。看護師が付き添い、車いすで帰国した。この方の場合も保険をかけてきているので、個人負担はないに等しかったらしい。


ステイの場合は、次の日に移動するわけではないので、なおさら気が楽だ。特にチェンマイには、日本語が通じる大きな病院がある。Sちゃんは数年前に2度も入院したという。知りたがり屋の私を案内して、自分が入院したチェンマイラム病院に連れて行ってくれた。待合室の光景は日本の大病院と同じ(上の写真)。訪れたのが午後だったので、空いているが、午前中は混み合っているらしい。看護師さんはSちゃんを覚えていて、手など振ってくれた。

彼女の病気は2度とも風邪だったが、日本なら入院させないような軽い症状でも入院させるらしい。保険会社に請求すれば、すぐに金がおりるからだ。私たちは保険がついているゴールドカードに加入しているが、1度も使ったことはない。でも、病気や怪我の場合の連絡先電話番号だけは控えている。

買い物の場所

食べ物の項で書いたように、食料品はほとんど市場で調達した。ワロロットというチェンマイでいちばん大きい市場が、徒歩10分ぐらいのところにある。他にも惣菜が多いサンパーコイ市場、野菜が多いムアンマイ市場。こうした市場以外に、金曜だけに主に山に住む人たちが野菜などを売る金曜市もある。いずれも徒歩圏内。そして少し高いがリンピンスーパー。日本へのお土産は、ほとんどこのスーパーで買った。少し高いが、きちんと包装されているので、見た目がいい。


サラダを作ってくれるワロロット市場 
 
惣菜が豊富なサンパイコー市場

路上でも野菜を売るムアンマイ市場 


雑貨類や衣類は、ホテルから5分のナイトバザールが豊富だ。夕方からかなり遅い時刻まで、小さな個人商店が並ぶ。値段の交渉をしなければならないのでやっかいだが、私は涼しげなダブダブズボンやスカーフを買って愛用している。ホテルから近いので何度も通るのだが、いつも観光客で賑わっている。

城壁内の中心地では、日曜にサンデーマーケットが開かれている。1回目に比べ、2回目は異常に混み合っていた。急に中国人が増えたからだ。それに伴い、ナイトバザールやサンデーマーケットの値段が上がっている。

 
金曜日に開かれる市場は、山地に住む人が売るので食材が珍しい
 
何百軒も小さな店が軒を連ねるナイトバザール。夜遅くまで賑やかだ
 
サンデーマーケットには屋台もある
いか焼き、たこやきの字も


私達が泊まっているホテルの周辺は、おそらく下町なのだろう。日本人の駐在員などほとんどいないし、高級な店はあまりない。でも北部の方に行くと、たとえばユニクロや無印の店が入っているショッピングビルやデパートもある。日本の本屋まである。北部のニマンヘミン通りはしゃれたブティックやタイシルクの小物を売る店が軒を連ねていて、日本の女の子に人気がある。タイでは高級だが、日本に比べ割安感があるからだろう。


 
最近出来たマヤデパート

セントラルデパート内の本屋 
 
バンコクに本店があるNARAYA

                                                    (2016年4月16日 記)

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