| チュニジアの旅 5 大きな円形の穴がいくつもあいていて、高所から見ると、不思議な景色ですよ。機上から月のクレーターのように見えることから、映画「イングリッシュペイシェント」や「スターウオーズ」のロケ地に使われたそうです。ヴィデオを借りてこようと思いつつ、まだ見ていません。 トルコの場合は、地下都市という表現がふさわしい大規模なもので、地上からは見えません。でもここマトマタの場合は、いくつもの大きな穴があいているので、敵は見つけやすかったのではないでしょうか。 右上と左の写真で、おわかりかと思いますが、地面を数b掘り下げ、さらに側面を掘り進めるやり方です。土地はいくらでもあるので、幾部屋も作ることが出来ます。 穴倉と聞くと、猿人や原人の洞窟を思い浮かべてしまいますが、どうしてどうして、わがウサギ小屋より立派。乾燥地帯なので、湿気なし。夏の強い日差しを避けることが可能。冬は保温性抜群と良いことずくめ。理想の住居。近代化に伴い、政府がコンクリートのアパートを建設しましたが、穴の方が快適だと、元に戻った人も多いと聞きました。 観光客に開放している家は何軒もありますが、訪れたのはファティマさんの家。ちなみに、ファティマはムハンマドの娘の名前なので、イスラムの国には多い名前。ベルベル人が、アラビア人に同化しているひとつの証拠になりますね。 台所、ベッドルーム、居間などすべて見せてくれたうえに、デモンストレーションに石臼まで回してくれました。(左写真) ちょっと寄るだけの観光客が、どんなことを喜ぶかよくご存じの様子。 右下の写真をごらんください。住宅メーカーのモデルルームと同じで、綺麗すぎ。生活している様子はうかがえません。実際の住まいは、他にあると睨みました。 自宅を開放することを思いついた若きファティマさんはスゴイ!そして、サービス精神をずっと忘れないファティマ婆さんはもっとスゴイ! モロッコやアルジェリアには、多くのベルベル人が住んでいると聞きました。彼らがアメリカのインディアン、オーストラリアのアボリジニ、日本のアイヌのような運命をたどらないで欲しいですね。 原住民の本音はどうなのでしょう。彼らの気持ちを聞きもしないで、「滅びないで欲しい」の言い分は、身勝手なような気もしてきました。(2004年3月2日 記) 感想・要望をどうぞ→ チュニジアの旅 1へ 次(チュニジアの旅6)へ ホームへ |