| ベネルックス3国の旅 12 フランドル織物の中心地として繁栄を見せたブルージュは、中世の面影が色濃く残る街。「橋」の意味、ブルージュを市の名前にするだけあり、運河には50以上の橋がかかっています。 トルコで「黒いマリア像」を見学した時にも、同じようなことがありました。洞窟内にある黒いマリア様は何よりの被写体で、やはり一斉にパシャパシャ。写真を撮り終わると、即歩き出しました。若いガイドが「日本人は写真を撮るだけですね。祈りもしないし、じっくり眺めることもしない・・」と私に話しかけました。 たまたまカトリック信者がいなかったからか、トルコでもブルージュでも祈る人は皆無。仏像を見れば、仏教信者でなくても自然に手を合わせるのが、ほとんどの日本人です。マリア様に手を合わせなかったのは、日本人としてごく普通の行動ともいえますが、一斉にパチリは、今思うと恥ずかしい限り。 たまたま帰国したら、外国の自動車会社が作ったCMが、日本人を侮辱したものだとして、話題になっていました。「日本人とみられる団体客が海外の観光地で写真を撮影中に、高級外車が通りかかると、一斉にその車にカメラを向ける」というもの。同じような経験をした直後だけに「侮辱どころか、まったくその通りだわ。こんな日本人像が、世界の共通認識なのだ」と、おおいに反省し、ちょっぴり落ち込みました。 この海外旅行の直後に、私はコンパクトカメラのサークルに入りました。先生のアドバイスは「絵葉書のような景色ではなく、人物を入れたスナップを」。世界の笑い者にならない行動で、被写体に迷惑をかけず、しかも心に残る写真を撮るにはどうしたらいいのか、常に悩んでいます。 (2002年10月2日記) 感想・要望をどうぞ→ ベネルックス3国の旅 1へ 次の海外(エジプの旅ト 1)へ ホームへ |