北京の旅 7 庶民の住む町胡同が城の側に形成されたのは、北京が首都機能を持つようになった元の頃。城と胡同が接近していたために、朽ちかけた壁の隙間から、故宮のオレンジ色の甍が見えるという不思議な空間が、今でも残っているのです。北京の街そのものも、大きな城壁で囲まれ(現在はほとんど消滅)ていましたが、住居も四方から囲まれていました。二重に守られた中庭には、どんなドラマがあるのでしょう。旅人には覗けない世界でした。 北京は古い家を壊して、衣替えの真っ最中。98年には、瓦礫の山と建築中のビルの鉄骨がむき出しになっていました。化粧直しが終わった直後の99年時も、中心地を離れると、同じようにほこりっぽい瓦礫の山。古いものを一掃しようと躍起になっています。もったいないと思わぬでもありませんが、似たようなことはどこの国でもやってきたこと。他国の人間が言うべきことではありませんね。 感想・要望をどうぞ→ 北京の旅 1へ 次へ ホームへ |