| アメリカの旅10 (最終回) 2014年6月1日(日)-13日目
チャイナタウンの人口は10万人を超えるアメリカ最大の規模。でも横浜の中華街のように4つの門に囲まれているわけでもなく、雑然とした街並みだ。でも料理は美味しかった。ツアーで出される食事の値段がわからないが、いくらなんだろう。 昼食後はメトロポリタン美術館に行く。ロウアーマンハッタンからセントラルパークに面しているメトロポリタン美術館まで行かねばならない。地下鉄&徒歩がいちばんいいのだが、バス使用をうたっているから厄介なこともある。ほぼセントラルパークを1周してやっと着いた。で「おかげでジョンレノンが住んでいたダコタハウスも見たし、1周して広さを実感できた」と喜んでいる人もいた。 前に来たときはダコタハウスから見下ろせるセントラルパーク内の「ストロベリーフィールド」の記念碑も見た。それから大分経つが、奥さんのオノ・ヨーコさんは、まだここに住んでいる。ニューヨークでも指折りの高級アパートだ。 メトロポリタン美術館は建物からして立派。やはりギリシャ神殿ごとき外観である。所蔵品は330万点。世界の4大美術館、アメリカ最大の美術館である。最初は別な場所にあったが、1880年に今の場所に落ち着いた。それにしても歴史の浅いアメリカで、よくもこんなに収集できたものだと、その事に感心してしまう。元キプロス領事のデイ・チェズノラ将軍から6000点を譲り受けたことに始まるが、その後も寄贈が相次いだ。 こんな大きな美術館にいられる時間はわずか1時間半ほど。笑っちゃうぐらい短い。この旅が、てんこ盛りなのは分かっていたはずだが、思えばどこもここも時間が足りなかった。外観だけの見学がいくつあったことか。ツアーで見たあとに個人で極めれば理想なのだが、国内でもあるまいしそうもいかない。 奥村さんが真っ先に先導したのが、2階のフェルメールの絵の前だった。日本人はフェルメールが好きに決まっていると奥村さんだけでなく、他のガイドもそう思っているらしく、その絵の前で日本人2グループと一緒になった。フェルメールは生涯に35点(37点という説もある)しか描いてないこともあり、日本にフェルメールの作品が1点でも来るとなれば、展覧会は押すな押すな。 メトロポリタンにはフェルメール作品が5点もある。写真撮影が許されているので全部撮ってきた。「こんな絵、フェルメールとは思えないね」などブツブツ言ってる人もいた。たしかに左側の窓から光線が射している女性の絵ばかりではなかった。「水差しを持つ若い女」「リュートを弾く女」などはイメージどおりの作品だ。ワシントンのナショナルギャラリーにも3点あるそうだが、私たちはワシントンでは寄る時間はなかった。
フェルメールのあとは自由時間。近くの部屋にはおなじみのレンブラント、ゴッホ、モネなど「あら!あら!」と思いながら見ていたがキリがない。日本美術はどんなものが飾ってあるのか興味があったので、探しながら行ってみた。どうみても素晴らしいコレクションではなかった。ボストン美術館の日本美術は素晴らしいと聞くが、今回の旅にボストンは入ってない。 1階入り口の右側エジプトの巨大な像が見えた。エジプト美術は充実していそうだの勘は当たった。エジプトだけで36000点も所蔵している。今年の7月19日から9月23日まで東京都美術館でメトロポリタン美術館のエジプト展が開催される。日本に貸しだしてもニューヨークが寂しくなることはなさそうだ。 夕食場所に向かう途中で、国連ビルの横を通った。その前のマンションを指して「55階の部屋を松井のためにヤンキースは用意したそうですよ」と奥村さんは言う。松井は選手としては過去の人。みんな田中将大がどこに住んでいるか知りたがり「マー君の家はどこ?」と聞いたが、知らなかった。「そうかマー君の住所も調べておかないとね」と、真面目なガイドはつぶやいた。 夕食は、イースト川をはさみマンハッタン島の隣の島・ブルックリン島のイタリアンレストランでとることになっている。「ロウアーマンハッタン付近の2つの島を結ぶ橋はBMWと呼ばれています。Bはブルックリン橋、Mはマンハッタン橋、Wはウイリアムズバーグ橋」と、非常に分かりやすい説明をしてくれた。その中のブルックリン橋を渡ってすぐの所、イースト川に面してレストランはあった。ブルックリン島からは対岸のマンハッタン島がよく見える。料理を楽しみながら刻々と変化する暮れゆくマンハッタンのビル群(左)を眺めた。帰りも同じ橋を渡ってホテルに戻った。ところが橋の上が大渋滞。渋滞のおかげで、夕食の時より暗くなってきれいになった夜景をゆっくり楽しむことができた。完成間近の1ワールドセンタービル、クライスラービルなどのライアップが怪しく光っていた。きのう、GEビルからの夜景はあきらめたが、それにも勝るものだと勝手に解釈して満足した。 <ニューヨークのマンハッタン アット タイムズスクエア泊> 6月2日3日-14・15日目 14時間の長時間フライトだったが、直行便だから思ったより大変ではない。LAに家がある奥村さんはNYからLAまで6時間もかかるそうだ。12時に出て午後3時に着く。時差が3時間あるので6時間。国内でも6時間かかるのだから、日本まで14時間は短いような気もする。 |