ネパールの旅8(最終回)
 パタン

1月31日(水)−8日目

今朝もヒマラヤは見えない。ほんとうに山から見放された1週間だった。雨は降られたことはないのに、もやっていてクリアな天気に恵まれなかった。左写真はナガルコットのホテル。青空は見えない。

9時にホテルを出発し、1時間半かけてカトマンズに戻った。旅行中に飛行機の大幅な遅れが2度もあったが、日程表に載っている観光地はこれから行くパタンですべて網羅。添乗員とガイドがホッとしている。

次の2枚はカトマンズの通勤風景。車窓から撮っているし、誇りっぽいし、もやっているから、なんとも間の抜けた写真である。オートバイの群れに驚かされる。ほとんどの人がダウンコートを着ている。私も含め同行者は、「ネパールってもっと暖かい」と思っていたが、コートを脱いだ瞬間は2〜3度あったにすぎない。



パタンネパールの旅1の地図参照)はカトマンズの南、バクマティ川を越えた所にある町。カトマンズ周辺の3つの谷に、カトマンズ・パタン・バクタブルに王朝があった。この中でいちばん古く299年にアショカ王によって作られたと言われる。今残る建物は17〜18世紀のネワール文化が花開いたマッラ王国時代のもの。住民の8割はネワール族。彫刻、工芸、絵画などが得意な民族だと言う。

 
ダルバール広場に行くまでの道も楽しい
 
果物売り はかりが珍しい

 
ダルバール広場のクリシュナ寺院

 
ゴールデンテンプルの入り口

 
木彫りの彫刻が見事
 
青い目の人も修行


マニ車
 
 
仏像が屋根に


はっきり言えば、ここも埃っぽく地震の影響で修理中が多く、美しい街並みとは言い難いが、何気ない祠や寺院にもネワールの彫刻を見ることができる。国に財力があれば、見違えるように美しくなるだろう。でもダルバール広場ひとつとっても、パタンの方がカトマンズのより魅力的だ。有名な王宮や寺院以外の細い路地には、仏具を売る店が軒を連ねている。再度ネパールを訪れることがあったら、このパタンでゆっくり過ごしたい。

飛行機の時間が迫っているので、ランさんの足取りも早くなり、説明もおざなりだが、日程表に載っているダルバール広場、ゴールデンテンプル、クンベシュワール寺院、マハボーダ寺院はなんとかこなした。

カトマンズ(13時55分発)→タイ航空でバンコク(18時30分着) 
時差があるので3時間20分のフライト
来る時と同じように約5時間を無為に過ごす

2月1日(木)−9日目

バンコク(23時15分発)→タイ航空で羽田(6時55分着)

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