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 暗闇に包(ぱお)より出でて 仰ぐ空
大空に みちみちて かがやく

 
毛布着て 寒く仰げりモンゴルの
中空を天の川 ふとく流るる
   
 
添乗員さんが起こしてくれたので私もこの星空を
見ました。でも上手に写真を撮れなかったので
同行者の水谷さんにもらった写真です

 
私は寒くてすぐに包に中に入ったのですが
先生はお若い!防寒の毛布を着たのですね
この写真も水谷さん撮影です
   
 
草黄葉なびき なびかふ 丘の向う
羊の群の夕 帰りゆく
 
ながき毛を垂るる 大きヤク
牛の群にまじり草はむも 近々と見つ

   
 
モンゴルの草原は人よりも動物の方が
はるかに多いのです。毛の色もさまざま

私も大きな黒いヤクをすぐ近くで見ました

 
   

ま裸の幼ら 夏の日をあびて
並び立つ その住む包の戸口に
 

草丘にたつ一つ包招かれて
馬乳酒 なみなみと 振舞はれたり 

   
 
短歌のとおりです。真っ裸の赤ちゃん
短い夏の日光浴でしょうか

 
私たちも馬乳酒(右端の白いもの)をふるまって
もらいましたが、下戸の私は飲みませんでした
   

モンゴルの草丘ははやき 秋の花 
うすゆき草濃き龍胆の花


一夜宿りし包白々と 並びたち
吾ら発つ朝の チンギス・ハーン村

 
   
 
うすゆき草の他にもきれいな草花が咲き乱れていました
フラワーウオッチングのハイキングは楽しい思い出

 
短歌の内容とは少し違う写真ですが
現地の人のゲル内部にはテレビもあります


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