泥棒に間違えられた方 ☆ 話はここをさけて通れず、息子は大学生・・・ということは、もう20年も前にさかのぼります。当時、息子を取り巻く友人達に混じって、覚えたての麻雀にうつつを抜かしていました。ビギナーズラックとはよくいったもの、その夜もツキについて親の四暗刻、タンキをツモっての4倍マン。 その後、「ピンズのタテチン一向聴・・」と言って開いた私の手牌をみた息子が、「げっ!チューレンポートーじゃないか!」ということも記憶に刻まれて、大賑わいでした。 ついつい部屋で徹マン状態となったその翌朝、玄関に訪ねる人あり。寝ぼけまなこで出てみると、二人の見知らぬびしっとした男が立っています。 「○○さんですね」 「はい、何か御用ですか?」「○○××さんはいらっしゃいますか?」 「はい、おりますが」 するといきなり一人の男がさっと裏口へ走っていく。「あ〜・・ちょっと待ちなさい。何するの?! 」 ここで男は胸のポケットから手帳を取り出すと、麻布警察の者です、と言う。 「へ?あざぶ?」と聞き直して、「○○××は息子ですが何か・・?」と聞くと、「○○××さんをお願いします」という。 なんだか急に眠気もさめて、部屋へとって返し、だらしなくごろ寝に及んでいる息子に、「あんたっ!アザブ警察だって!」と たたき起こしました。それからのことは、話を聞いていくうちに事の次第がのみこめて来ました。 前夜に六本木の管内で若い男の連続ひったくりがあった。女性をケガさせて逃げるところを、巡査が捕まえた。交番へ連行の途中、スキをみて逃げた。その男が名前を聞かれた時に、「△△大学の○○××だ」と言ったそうで、警察は早速「△△大学の○○××」を探しだし、再び逃がしてはならぬと、わざわざ、我が町までやって来たのでした。 一人がさっと裏口へまわったのは、警察と聞いて逃げられるのを防ぐためでした。もちろん、前夜は家庭麻雀。近所にも迷惑なほど我が家は盛り上がってアリバイ十二分なので、疑いはすぐに晴れましたが、異様な緊迫感と好奇心で胸が高鳴りました。 なぜ「△△大学の○○××」という名前が出たんでしょうか?クラブもゼミも堅いところで、モラリストで通っている息子ですのに。これって、実はうちの子に限って、という親ばかチャンリンの見本なんでしょうか? その日貰った名刺2枚、今も保存しておりますよ。 警視庁麻布警察署 刑事課 盗犯捜査第二課 警視庁巡査部長 S・I 警視庁麻布警察署 刑事課 暴力犯捜査係 S・A ほんとにうちの子じゃぁありませんからね。 ○○さん、たくさん返信をもらいましたが、犯人と間違えられた例は、一件だけ。麻雀をしていなければ、アリバイがむずかしかったかも。麻雀バンザイ!!それにしても4倍マン。つまり役マンね。私は四暗刻を一回しただけですよ。犯人扱いしていたのに、名刺をくれるんですか。わがドロちゃん事件では、警官も刑事も、名刺などくれませんでしたよ。暴力犯の担当S.Aさんと、盗犯の担当S・Iさんは、もう退職した頃かしら(HARUKO) 身近な人が泥棒に入られた方 ☆ 友達も2年ほど前、就寝中に窓から賊に入られました。ちょっと不謹慎ですが、プロに狙われるようなステキなお宅なんだろうなあと、思ってしまいました。 ステキな家だからではなく、ただ間抜けなだけ。数日前に植木屋に手入れしてもらったので、高い梯子を「どうぞお入りください」とばかり、窓のそばに置きっぱなしだったのです。(HARUKO) ☆ 私の住むマンションでも去年、3階に空き巣が入りました。北側の観葉植物が沢山あったベランダから入り、堂々と玄関から出て行きました。プロは9階でも10階でも入るそうです。 10階まで人に知られず登れるコツを知りたい(HARUKO) ☆ 犯人が逮捕され、金品は戻ってきたのでしょうか。都会で流行のピッキングが「つくば」にも登場しています。公務員住宅の多い地域にまだ現れていないのは、金目のものはないとの推察でしょうか。 金品が戻ったかどうか、多くの方から聞かれましたが、ノン!公務員住宅に住む人が、お金に無縁だとは、誰も思いませんよ。(HARUKO) ☆ 知人がハワイに行っているすきに入られました。留守にするので、現金は置いてなかったのです。癪にさわった泥棒は、油を家中にまき散らし、絨毯も家具も衣類も滅茶苦茶。そのうえ、人間のオトシモノまであったそうです。だから、わが家では、お金を目立つ所に数万円、置いておきます。 絨毯、家具が滅茶苦茶になることを思ったら、数万円も惜しくはないですが、なんだかそれも勿体ないと思いませんか。ウンチもイヤですねえ。(HARUKO) ☆お隣の家に入ったばかりです。ご主人が朝早く出張に行くために、テーブルの上に15万円入りの財布を、用意しておいたそうです。それをそっくりやられたのよ。 数分で15万円をものにしたら、この商売はやめられませんね。このお宅をお訪ねしたことがありますが、野中の一軒家ではなく、両隣がかなり接近しています。(HARUKO) ☆ 20年前義姉宅にどろぼうが入ったときのことが、いつも頭にあります。姉も物を取られたことより、気持ちが悪いし、後の色々が大変と散々言ってました。それ以来我が家では、主人と私が、必ず寝る前の見回りを欠かしませんが。でも、どこか1つ位鍵を忘れてるんですよ。隣近所本当にどろぼうが多いですね。香典を取られたり、空き巣、忍び込み、怖いですね。住宅地の植木の密生で狙われやすいとも聞きます。 毎晩見回りするのですか?おたくはバス通りに面しているのにね。私の家は、大通りから一歩入っているのに、本当に暢気に暮らしていたのよ。朝起きたら、網戸のままだった・・ということが何度も。さすが、今はそんな失敗はありませんが。でも惚けてきたら、どうしよう。(HARUKO) そのほかの感想 ★ 去年夫婦でイタリア83日間の旅に出かけるときの留意点のひとつが、泥棒。二人住まいですから、完全留守となります。息子、嫁が来てくれるとしても、時々。結論は運を天に任せて、息子に泥棒ぐらいでは帰らないと言いおいて出発。申し訳程度にやった事。 1.交番に届け出た。恐る恐るまことに勝手ながらとお願いしたら、巡回に繰り入れますと、ごく事務的に書類を作成(定型ではない)。2か月ぐらい経過したところで、隣人からMail。近所に空き巣が入ったので、念のため点検したいと、立ち会いを求められたとの報告。恐縮の至りだが、お巡りさんが仕事をしてくれている事が判明。何事も無く終わり、帰国時にはささやかなお土産を届けた。 2.戸締りは迷ったが、雨戸を閉め鍵は2重にした。これは気休め。 3.幸い両隣と仲が好いので、よろしくお願いした。迷惑な話だろうが、「外様同士」のお付き合いの賜物。 4.郵便物対策 郵便局へ届け出て息子宅へ転送、郵便以外はお隣にお願い。 要するに、何もしなかったに等しい。しかし、今度出かけるときはセキュリティ対策にお金をかけねばならないと考慮中。近所での泥棒騒動が増えていますので・・・。 ロングステイを計画なさっている方には、貴重なアドバイスになりますね。頷くことばかりです。上の文中で「外様」とあるのは、トザマ大名ではありません。奥様ならぬソトサマのこと。(HARUKO) ★ 忍び込まれそうになった経験者からひとこと。近所の助けを求めたい時は「ドロボー!ではなく火事だ!」と叫ばないと、誰もきてくれません。 なるほど。「火事だー!」と、ウソをつきましょう。オオカミ少年にならない程度に。(HARUKO) ★ 反論・同感どちらも歓迎。声を聞かせてください。→ 続・泥棒が入った その1へ 次(続・続泥棒が入った)へ ホームへ |