続・5回も心電図検査を受けた (「北山田だより177号」と、掲示板に寄せられたもの)

 「5回も心電図検査を受けた」のひとりごとに、多数、ご感想をいただきました。寄せられたうちの全部ではありませんが、ぜひお読み下さいね。★は男性。☆は女性。

5回も!心電図を録るなんて…。申し訳ないが、稼ぎまくられた感じですね。新しい薬価基準では、(余り自信がないのですが)このようなことのない様に変更されているはずです。まだ法令化されていないのですが、将来的には、電子カルテが当たり前になってきて、無駄な検査はしないように国として管理していく必要があり、個人の検査結果が、CD−ROM化された名刺大の患者票(診療記録)となって、身につけていて何か緊急事態の時に役立つ時代になると思います。とは言っても、住基ネットしかり。大分先の話しになることでしょう

悪いことばかり話題提供しましたが、実は、循環器専門科に行き、いろいろ検査した結果、何も悪いところはありませんと言われ、病院の玄関を出たところで心筋梗塞となり倒れたという気の毒な話もありました

要は、自分の体は自分で守れと言うことです。何かおかしいと感じることが少しでもあったら、気をつけて様子を見ている。そして、異常に長く(3日から1週間程度)その状態が続く場合は病院に行く、と言うところでしょうか。今回の問題は、最初の検査で異常と判断したところが出発点ですね。何もなくて良かったという安心料と言えばそれまでですが、ちょっと問題ありの出来事です

お気づきだと思いますが、お医者様からの返信です。夫の友人ですが、正直な方ですね。「ちょっと問題あり」の発言に勇気づけられます。内部から改善してくれれば、それに越したことはないわけですから。電子カルテ化が待たれます。(HARUKO)

☆私も病院の検査については、いつも疑問ばかり。信頼できないという感覚があります。設備費がかかるから多く検査して採算を取っているのだな、と思ってしまう。でも10年来の私の胃炎は相変らずで、7月には胃カメラと腹部のエコーを検査しました。 
朝曇ソファに埋もり待つ検査 収穫といえば句ができたくらい。
確かに、潰瘍や癌はありませんと言われれば安心はするけれど。

 腹部のエコーの時、普通は技師が黙って写して撮って終わりですよね。でも、大学病院なので、その日は新米の女の子の担当。角度が悪いとか、なかなかうまく写らなかったりで、だんだん冷えてくるほど。ベテランがいろいろ話しながら指導しているのですが、その中で面白かったこと。

「この方はやせていて皮下脂肪がないのでよく映っていますね。裏側の腎臓までもはっきりしていますね」。私は、初めて知りました。皮下脂肪の厚さは、映像を妨げるのだと。夫は、胆嚢のポリープと肝臓の血腫とやらで、定期検査を受けていますが、あの腹部の皮下脂肪では、よく映らなくて、見落とされるかも???と、家中で大笑いしました。心より信頼できる医療などは、夢のことなのでしょうか。

18歳頃の彼女を知っていますが、今も体型が変わっていないのです。痩せている人は、裏側まで写ってしまうのですね。「それじゃ、三段腹の私はどうなるの?大事な病気も見落とされたしまうじゃない」と、わが腹のたるみをつまみながら、ため息をついてしまいました。(HARUKO)

★私も半月まえエコーと胃カメラ検査してきました。胃にポリープが二つありましたが,細胞検査の結果、悪性では無いそうです。ただし、エコ−の方に少々、胆嚢にポリープが二つあり、危険視される10ミリの大きさになっているのだそうです。「腹断ち切って除去するのか?」って聞いて見ると、「あと半年様子見ましょう!それからどうするか考えましょう」だって!

「何の役にも立たないポリープを半年先まで置いていて何の効果がありますか?」って喉まで出かけましたが止めました。ぼくらの年齢だと、お医者さまは偉い先生様で黙って指示に従ったほうがいいって妙なへつらい心が有るのでは?「医者だって商売さ、ヘボ病院は潰れてしまうのだぞ!」なんて心では思っていても、なぜか云えない。まどろかしさというか、臆病さとでもいうか。半年後に行けば、又初診料からやり直しなのに。


危険視されるポリープがあるのに、半年後に様子を見るのですか?危険かもしれないから、様子を見ようと言うことでしょうね。半年後に、検査の結果をお知らせ下さいね。みなさん、心配していらっしゃると思います。(HARUKO)

医療制度に関しては、武見太郎が残した医者優先主義がはびこり、われわれの事業にも大きな影を落としています。無駄な人件費、余分な診察、重複する管理体制など腹の立つことばかりです。

道路公団についても同じようなことが言えるのではと思います。猪瀬直樹氏の言葉を借りれば「道路作りをやめるのではない、もっと安く作ろうというのだ」。自民党などの関係者は、このまま進める事への圧力団体でしかないようです。そういう意味で今の不況があります。制度疲労を起こしているのです。そのうち株式会社の病院が出来るようになると思います。医者は大工・熔接工・左官などと同じ技術者だということを、わきまえるべきです。医療を聖域とした、後進国日本の残滓だと思います。GHQのような天の声でもないとぶち壊せないものかもしれません。もっと言いたいが、この位にしておきましょう。

数年前から医療法人の経営に携わっている学生時代の友人の意見。1年前の返信ですが、道路公団の問題が、今と同じように話題になっていました。この分野では新人。「そんなもんさ」の妥協がないだけに、怒りが伝わってきますね。医院が株式会社になれば、かなり改善されるでしょう。構造改革が待たれます。(HARUKO)

☆まずは結果オーライで安心しました、かかりつけの医者に言わせれば、心電図を取ると言われただけでも心拍数はどんどん上がるし、ほんの数分ではナンの意味もないことが多いのだと言われました。24時間通して計らねば意味ないそうです。

先日の内視鏡の医療ミスも、ラジコンをいじったりするような感覚で「おれもやりたい〜!」でやられてペケだったら、笑えませんわなあ。学生時代に習った方法で、一生医者を続けられたら、困りますよね。病院へ行って、病状や検査結果を詳しく聞くことができない。なんだか変ですよね。

わたしなど市の検診くらいしかかかりませんが、子供が小さい頃の○才児検診は、突っ込めるところを見つけてやろうとする意地悪な保健婦さんばかり。親まであげつらって、これ見よがしに「あなたねえ、こんなことしていると・・」など言われたことを思い出します。検診はとにかく嫌いです。

私も自分の子供を検診に連れて行った時のことを思いだしました。親の落ち度のように責められました。湿疹があったら、「もっとマメに入浴させろ」とか、いかにも怠けているような言葉を浴びせられましたものです。(HARUKO)

★病院のシステムは、ほんまに何とかならんかと、つくづく思いますよね。5回の検査は、その分経費も加算されたんですか?もちろん時間も勿体ないけどね。

心電図と言えば、数年前に健康診断でちょこっと波形に異常があると言われた、いつも診てもらってる先生に相談に行ったのですが、「心電図は、24時間の検査をしんとほとんどわからん」とか「異常が出た時の波形を見んとわからんからなあ」とか言われました。それやったら健康診断の心電図なんか意味ないやんと思ってしまいました。

先日も乳ガンと子宮ガンの検査方法の見直し案が出ました。従来の検査では、かなり見落としが多いという話です。それまでの検査は、一体ナンだったのかと、誰でも思いますよね。(HARUKO)


★毎月初めの月曜日の8時40分に、パジャマを着たおばちゃんを先頭にわいわい、がやがや、心電室へと行進が始まる。心電図技師は、さぁ来たとばかり戦闘態勢に入る。6台のベット、心電図の機械、受付のおねぇさん。

群集心理と世をかっ歩する、おばちゃん族、黄色い声ではよしてな〜〜治療がはじめるや〜〜
アンタ、、パジャマのボタンええから・・はよしてもうてな〜。どうもこうなると男性は弱い。こそこそ合間に入って、、影がうすい。。中にはブラジャーからはみでたまま、真っ黒な大きなデンボを出しまま。
アンタでてるがな〜〜ほんまや、おいおい。いくら病院でも男も居るんだぜ。
みかいかったら、みいや〜〜あんたら現役と違うやろ。ウハハハ、こうなると完全に女性の天下である。
兎に角15分で40名押しかけるのだから。
まさに嵐だ、!!治療が始まると私は熟睡するが、さすがおばちゃん族は強い。4時間しゃべり続ける。今日も無事治療はおわる。

透析を受けている方からのおたよりです。「透析患者は、心電図の検査をするのですか」に対し、下のように再度いただきました。町中のみならず、病院でも女性パワーはすごいですね。同じ女性として、喜ぶべきか、恥ずべきか。(HARUKO)

★そうですの、透析患者は特有の症状が出ます。骨がもろくなったり心臓が肥大したり、狭心症になつたり、突然心不全を起こしたりしますからね。。月初めには検便と心電図と胸のレントゲンは決められてます。それに透析始める前の血液検査と終わりの血液検査で透析量が足りてるかを見ます。

我々に関係あるのは、透析前の検査で、その値により薬の量が変わります。先生から「リンが高いから」など、食べ物の注意も受けます。

透析を受けていれば安心なのかと思いきや、副作用もいろいろあるのですね。ごめんなさい。無知でした。(HARUKO)

★透析の場合、保険点数の減額か、検査が減少してきました。当初、献立相談が毎月ありましたが、現在はなし。骨密度の検査もいつのまにか、なくなっていました。毎週月曜の血液検査が隔週に。儲からないことは中止。点数に加算されるものはどんどん行うように、トップから指令がでているのではと、疑ってしまいます。

これは別な透析患者さんからです。透析を定期的に受けているお二人からのお話は、身につまされます。医療体制をずっと身近で見ていらっしゃるのですもの。私みたいに、市の検診から「たらい回し」された事など嘆くにはあたらないかもしれません。亭主在宅症候群同様、健康な者からの物言いでしたね。(HARUKO)
(2003年10月25日 記)
 
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