アイルランドの旅5 2013年6月25日(火)-6日目
朝から曇り空だったが、モハーの断崖に着いたころには雨が降ってきた。高さ200mぐらいの断崖(左)が8qも続く。 昼食後バス移動。途中でボンラッティ城の外観を見た。廃墟の修道院などばかり見ているので、たまにはこの城のような豪華な内部を見たいものだが、素通り。 しばらく走ったあとで、アデアという村に立ち寄った。アイルランドでもっともかわいい村コンテストで優勝したことがあると言う村。村といっても藁葺屋根の土産物屋やカフェが並ぶだけで、村人の気配はない。「こんな玩具みたいな村でなく、アイルランド第3の都市リムリックに寄ってほしかった」とKさんが言う。あとでガイドブックのリムリックの項を読んだら、たしかにアデアよりいい。 キラーニーのホテルに着いた。ホテルのロビーに、Celtic Stepsによるアイリッシュダンスのショーのポスターがあった。ホテル宿泊者には割引もある。アイルランド音楽に詳しく、奥さんに言わせれば「アイルランドオタク」のKさんの勧めもあって、夕食もそこそこに見にいった。 6月26日(水)-8日目 馬車を降りてリーン湖のそばに建つロス城の外観を見た。もともとは15世紀の要塞だったが、1652年にクロムウェルが破壊した。クロムウェルが、アイランド遠征の最後に攻略した城だ。1956年にアメリカの富豪が買い取って15世紀の城を再現。旅程では内部に入る時間を取ってない。
ロス城からバスに乗りマクロス邸へ。1843年にこの辺りを統治していたヘンリー氏が作ったヴィクトリア朝の邸。ヴィクトリア女王が立ち寄ることになり、女王のために調度品などを新しくした。このことで財政難になり、持ち主は転々としたが、1932年にアイルランド政府の所有になった。ガイドの案内で内部も見学。 バスでリング・オブ・ケリー(ケリー周遊道路)を一周する。アイヴァラ半島約170qのドライブ。山と海の両方が広がっているので絶景だが、ここ数日、同じような景色ばかり見ていたので少し退屈だ。 ドライブの途中でボグ・ビレッジに立ち寄った。ボグは泥炭のことで、13世紀から19世紀に泥炭を切り取っていた職人の暮らしが再現されている。 ウオータービルで昼食。チャップリンはここを気に入り、私たちが食事をとったホテルによく滞在していた。妻がアイルランド人だったこともあり、何度も訪れたらしい。写真も飾ってあったし、海岸には彼の銅像があった。フィルムセンターもあり、チャップリンを町おこしに使っている。
途中、クムケシュタ峠や「貴婦人の眺め」で写真ストップ。「貴婦人の眺め」の場所は、ヴィクトリア女王が素晴らしいと言ったからの命名だという。ここの道路に「レプラコーンが通るよ」の注意書きの看板があった。 感想・要望をどうぞ→ 次(ブラーニー城とキルケニー城)へ アイランドの旅1へ ホームへ |