メキシコの旅2 2012年3月16日(金)-3日目 グアダラハラからバスで4時間ほど移動。ミチョアカン州の州都・モレーリア(メキシコの旅1の地図参照、以下に出てくる都市もこの地図参照)に着いた。いちばん古いコロニアル都市なので、まるごと世界遺産になっている。
まず水道橋を見学。水道橋というとローマ遺跡と思いがちだが、ここのは18世紀に作られた。今は使われていないが、街に溶け込んでいる。 昼食後に大聖堂へ。今回の旅ではまだ2か所目なのに、大聖堂に飽きてしまった。でも結婚式に遭遇したのは良かった。最初は遠慮して遠くから眺めていたが、同行者が近づいてバシャバシャやりだしたので、私も前に進んだ。日本の場合は他人が式場に入る事はあり得ないが、ここでは、みんなに祝福してもらいたいのかもしれない。カップルも親族も眉をしかめなかった。 次は文化会館へ。カルメン修道院だった建物で、今は文化活動の拠点になっている。外庭にスペインの作家セルバンテスの銅像があった。ロバに乗っているドン・キホーテの像もある。これじゃまるでスペインではないか。日本に支配されていた韓国は、当時を思い出させるものを排除してしまったが、メキシコは激しい独立運動をしたわりには、こんなものが残っている。
次に行ったクラビヘロ宮殿は、今は行政機関や観光案内所が入っているが、元はイエズス会の神学校だった。コロニアル建築の代表的なものだ。ここにも壁画がたくさんあった。色調やタッチが気に入ったので画家の名前を聞いてみたが、いわゆる巨匠と呼ばれている人ではないらしい。ちなみに、三大巨匠はオロスコとリベラとシケイロス。 モレーリアの観光を終え、宿泊地トルーカにバスで移動した。トルーカはメキシコ州の州都。2660mにある高原都市で、避暑地としても有名だ。 3月17日(土)-4日目 昨夜トルーカに着いたのが遅かったうえに、今日も8時に出発してタスコに向かう。トルーカは単に泊まっただけだ。 タスコは銀の発掘で栄えた町。最初はスペイン人の鉱山技師が住みついたが、1743年にフランス人が大銀鉱脈を発見し、シルバーラッシュが始まった。銀が採掘できなくなるにつれ寂れていったが、観光地としてよみがえった。 タスコで昼食後、ソチカルコに向かった。ソチカルコは700年から900年のマヤ遺跡だ。マヤ遺跡はユカタン半島に多く、ここ中央高原にあるのはめずらしい。
その後、35キロ離れたクエルナバカへ。クエルナバカはモレーロス州の州都で平均気温が20度と過ごしやすい。富裕層の別荘地にもなっている。
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