雲南・北部ベトナム少数民族街道の旅 7
 サパ近郊の村

2007年2月17日(土)−8日目
 サパ近郊黒モン族のカットカット村を訪ねたあと、11時ころにホテルに戻った。元旦の午前中だから大半の店は閉まっているが、露店のみやげ物売りは、あいかわらず元気だ。

 昼食後2時にホテルを出発し、赤ザオ族のターフィン村を訪れた。ザオ族は中国のヤオ族と同じ。紅頭ヤオ族は結婚した女性だけが紅の帽子をかぶっていたが、赤ザオ族は未婚既婚問わず、赤い頭巾で髪を覆っている。

 バスがこの村の広場に着くや否や、50名以上の赤ザオ族の女性に囲まれてしまった。みな小奇麗で愛想もいい。英語で名前や年齢をぶしつけに聞いてくる。コンタクトをとって売りたいのだとわかっているので、英語がわからないふりをして離れた。一度付きまとわれたら、この村にいる間付いてくるからだ。買い物好きの○さんは大人気。

 サパから近い村でも午前中に行ったカットカット村とこのターフィン村はだいぶ違う。あきらかにターフィン村は豊かそうだ。子供がチャンバラごっこをしているし、若い子はしつこく付きまとうこともなく慎ましくて可愛らしい。

チャンバラをしている男の子 赤ザオ族の女性達 こざっぱりとした若い子
チャンバラごっこをしている男の子 バスが着くや集まってきた女性たち こざっぱりとした服装の若い子。

集団で刺繍をしている 村の奥にある村長の家では、村中の男性が集まって、新年の儀式をしていた。「絶対に撮らないで」とラムさんに言われので写真はないが、儀式の後は、宴会になるそうだ。

 バスに戻るころになると、商売は終わりと判断した女性達が、いっせいに刺繍をはじめた。

 男性は儀式のあとは宴会をするのに、女性は物売りや刺繍に励んで正月でも働いている。

  夕食時に、ツアーの同行者3人の誕生日祝いをした。<サパのチャウロンホテル 泊>


2月18日(日)−9日目

 国境の町・ラオカイまで下りて、別の山道を上ってバックハーへ行った。毎日曜にサンデーマーケットが開かれるバックハーには、近郊の花モン族の人達が娯楽を兼ねて集まってくる。今日は日曜だが旧正月の2日目で、マーケットの大半は閉まっていた。それでも、花モン族の人たちが集団で歩いていたので、少数民族を訪ねる旅の有終の美を飾ることが出来た。

 衣装は全身カラフルな刺繍で埋め尽くされている。そんな衣装を着た女性たちが何10人もいるのだから、それはそれは壮観だ。小学生のような小さな子供でも民族衣装を着ている。これまで何種類の民族衣裳を見たのか忘れてしまったが、いちばん華やかだった。

写真館の前で 仲良し2人組 後ろ姿も華やか
記念写真を撮るために写真館前で待っている。 仲良し2人組。 後ろ姿も華やかだ。
(2008年5月16日 記)


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