カンボジアの旅6 2004年1月2日(金)-6日目 4泊したホテルを出発時にチェックアウト。夕方にいったん戻るが、部屋は使えない。 ホテルから40分ほどバスにゆられて、トンレサップ湖へ向かった。東南アジア最大の面積を持つ湖だ。途中は、ひどい悪路で、バスが最後部だったこともあり、椅子から転げ落ちそうになるのを必死でおさえていた。 雨期にはこの道路が水浸しになるので、乾期の今はでこぼこなのだ。この周辺も湖の延長になってしまうとは、にわかに信じがたい。雨期にも訪れてみたいものだ。道路脇に建つ高床式の家に住んでいる人は、雨期には山側に引っ越しをする。トンレサップ湖は乾期でも琵琶湖の5倍。雨期にはそのの面積が2倍から3倍に膨らむのだ。 水上生活者は3万人。半分はベトナム人とのこと。道理で、ベトナムで見た菅笠をかぶった人がボートをあやつっていた。カンボジア人とベトナム人は仲が悪いから、水上でもさや当てがあるようだ。
水上生活者の生活は、貧しげには見えない。入り口に花なども飾り、DVDプレーヤーがある家もあった。わざと見せびらかしているのかもしれない。あちこちの家にハンモックがあり、午前中から、のんびりハンモックでゆられている。水上は涼しい風も吹くし、居心地が良さそうだ。あくせくしている我々より、心豊かかもしれない。彼らを見ていると、「人間の幸せはなんだろう」と思う。彼らに上昇志向はないのだろうか。心のうちを聞いてみたい気がした。 水上には、学校もある。シェムリアップで見た子供たち同様、下は紺、上は白の制服だ。水上ボートを自分で漕いで、学校に通っている姿も見た。制服を着ているので、登校していることがわかる。 十字をつけた教会もある。フランス人の神父がいたのだろうか。仏教寺院やヒンズー教寺院は、なかったような気がする。キリスト教があることがおもしろい。 土産物屋での休憩も含め、約1時間半のボートクルーズは、今回の旅でもっとも印象に残った。 昼食はレストラン「CHAO PHRAYA」 タイ料理のビュッフェ。目の前で作ってくれるフォー、トムヤンクンなど、おいしそうなものばかり豊富にならんでいたが、とても食べきれない。こんなことなら、朝食を抜いても良かったと思えるほど、豊富で美味な料理が並んでいた。 シェムリアップのオールドマーケット
雑貨・工芸品・生鮮食品など、アジア特有のグッズ満載。白胡椒と黒胡椒を買った。白は黒の2倍の値段だ。他には、クッションカバー5枚。クッションカバーは、タイ・ベトナム・カンボジアと3国で買ったことになる。紬のようなシルクで色合いもよい。良い買い物ができた。 シルクが半分混じったストールは、遺跡で子供たちが売っているものを買ったが、最初は1枚1ドル。次は3枚で2ドル。相場が2枚で1ドルだと気づく頃には、かなりの枚数を買い込んでしまった。 アンコール遺跡保存管理事務所 遺跡にころがっていた仏像類を運んできて保存している事務所。フランス人が修理をしているらしいが、訪問が午後2時ころだったので、昼寝タイムなのかフランス人はいなかった。楽しそうに話し込んでいるカンボジア人の輪があった。大人の女性は、こぎれいな格好をして、菓子をつまんでいた。
ホテルのロビーで荷物の積み替え 空港でロタ君とお別れ。 17時半 予定より50分遅れてシェムリアップ空港を離陸→18時半 プノンペン国際空港着 今日、明日の現地ガイドのソバトさんが迎えてくれた。 宿泊は5つ星ホテルだけあり、外観、ロビーとも素晴らしい。シェムリアップの遺跡周辺にいた物売りや裸足の子どもたちが、このホテルを見たらどう思うのだろうか。ここもまだクリスマスツリーが内外に飾ってあった(左)。 夕食はこのホテルのレストランでビュッフェ。日本蕎麦・寿司・スパゲッティもあったが、寿司は当然のことながらいただけない。目の前で作ってくれたトムヤンクン、カンボジアラーメンなど、非常に美味だった。 プノンペンのインターコンチネンタルホテル泊> (2019年(16年遅れで) 5月16日 記) 感想・要望をどうぞ→ 次(プノンペン市内観光)へ カンボジアの旅1へ ホームへ |