ネパールの旅5 2018年1月28日(日)-5日目 今日はチトワン国立公園からバスでネパール第2の都市・ポカラ(ネパールの旅1の地図参照)まで行く。126qの距離なので高速道路なら1時間余しかかからないが、なんせガタガタ道だから6時間半もかかった。「お金出すから飛行機に乗りたい」という人がいたが無理もない。 観光前に昼食。「たべものや」というレストラン(左)で天ぷら定食。私は外国で日本食を食べるのは好きでない。たいていは似て非なるものだからだ。数日後にカトマンズで日本そばを食べたのだが、帰国するまで、同じ経営者の店とは気づかなかった。 ポカラはアンナプルナ連峰を展望できる地として有名だが、ポカラに着いても連峰ごときものは見えない。今回の旅ほど天気に恵まれなかった旅は珍しい。山が見えやすいベストシーズンは10月から4月とネットにもガイドブックにも書いてあるのに、実質7日間で白い山並みを見たのは航空機からだけという結果的にがっかり旅だった。 市内観光の最初は国際山岳博物館。2004年にオープンした立派な博物館だ。日本の山岳団体もかなり援助したようだ。写真には博物館の背後にアンナプルナ連峰を象徴するマチャプチャレが写っているが、今日はまったく見えない。 山岳民族や山の自然を扱ったコーナーもあるが、私が興味を引いたのは登山関係の展示。1953年のエベレスト初登頂のニュースもよく覚えているが、同じぐらいに覚えているのは1956年のマナスル登頂。仙台の小学校の先輩である槇有恒さんが団長だった。講演会を聞いた覚えがある。だからこの展示には見入ってしまった。 女性でエベレスト初登頂の田部井淳子さんのコーナーもある。野口健さんはエベレストなど山の清掃をしていることで有名だ。置き去りにされたボンベなどが山積みになっていて、あらためてエベレストはゴミの山だと知った。
その後、パタレ・チャンゴという滝を見た。パタレ・チャンゴは地獄の滝という意味。岩壁の大きな穴から滝が流れ落ちていた。次は、タシリンチベット村見学。チベットが中国に侵入された時に逃げてきた人たちが住んでいる。スイス政府と赤十字の協力で1961年に作られた。織物の実演やカーペット、バッグなどを売ることで生計を立てている。 次はバス移動でオールドバザール。かつては繁栄していたことを思わせる重厚な建物が残っていた。オールドバザールの丘の上にあるのがビンドウバシニ寺院。ここも内部は見学できなかった。
今日から2泊するホテルは、ポカラの街の高台にある。旅行会社の日程表にはホテルからアンナプルナ連峰に夕陽鑑賞とある。山が見えないのはもちろん、太陽もこの時間は雲に隠れていた。 <ヒマラヤンフロントホテル&リゾート泊> (2018年5月16日 記) 感想・要望をどうぞ→ 次(ポカラのハイキング 再びカトマンズ)へ ネパールの旅1へ ホームへ |