南フランスの旅 15
フランスの市場

 パリ市内にさえ、新鮮な食材を売っているマルシェ(市場)があり、日本ではほとんど姿を消した市場の賑わいを羨ましく思いました。南フランスのあちこちの街角で、現地の人も気軽に立ち寄る市場を、何度も目にしました。

 アルルの朝市で見かけた左写真のお年寄りは、一房のブドウを手にしています。日本では一人暮らしでも、一房だけを買うことは至難の業ですが、こんな買い物は楽しそうですね。

 右はニースの市場でのスナップ。やはりお年寄りが少量のパプリカやきゅうりを買っていました。

 市場には、オリーブオイル、オリーブの漬け物、乾燥ハーブ、菓子、花、フランスパン、チーズ・・と、それぞれ専門の店が軒を連ね、見ているだけで楽しくなってきます。

 写真手前は、フランスパン、奥ではピザを売っています。自由旅行なら、ここでパンとチーズとトマトでも買って、簡単で安上がりな、しかも美味しい食事が出来るのに・・と、いつかは自由旅をしたいものだと、夢が膨らむのでした。

 ツアー中にレストランで出る料理は、冷凍野菜やポテトチップス、新鮮とは言えない魚肉など。市場で売っているようなおいしそうな食材は私たちの口に入らないのです。高いツアーに参加した人も、同じような感想をもらしています。

 どうやら、一度に数十人もの料理を短時間で用意せねばならないツアーの食事体制に問題がありそうです。グルメの国では、食べる方も2時間の昼食覚悟で行かないと、ひどい目にあっても仕方ないのですね。


 最後に、マルセイユ旧港広場で毎朝出る魚市場のスナップ。ブイヤベースを食べたレストラン街も、ここからすぐの旧市街にあります。

 イフ島に行く前に、このおじさんと、手真似で交流しました。いかにも海の男という感じがしますでしょ。手真似や簡単な言葉を交わしさえすれば、こころよく写真を撮らせてくれます。特に男性は、愛想がいいですよ。

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