雲南省の旅　3 　昆明から南東へ100�q行った地にある石林は、鋭い石がまるで剣のように林立しています。有名な観光地は、期待が大きくて裏切られる場合と、評判に違わぬ感動を得られるかのどちらかですが、今回は前者。日本のゴールデンウイークの頃は、中国でもメーデーがらみの連休だとか。中国の人口は13億人。そのうちの１割が旅行しても、日本民族全員が移動しているようなもの。押すな押すなの大混雑は、この写真でおわかりでしょう。 　と言いながらも、石と森ばかりの風景が400k�uも広がっているさまは、壮観。「２億8000年前に地殻変動が始まり、石灰質の岩盤が変形。岩面が地表に出た後も、浸食で削られ、鋭い石山になった」と風景の不思議さを説明しています。 　石の林には遊歩道が出来ていますが、石が高いビル状になっているために見通しが悪く、ガイドがいなければ迷子になるほど。巨大迷路が一時はやりましたが、あの中にいる感覚です。 　 　もしチャンスがあったら、ガイドブックに「最高！」とある、日の出か日没の時刻に訪れてみたいもの。黒々とした石をほんのり染めながら昇ってくる真っ赤な太陽。夕陽と石林のシルエット。ガイドブックで言われるまでもなく、荘厳な気持ちになるでしょう。今回は想像だけでがまん。 感想・要望をどうぞ→ 雲南省の旅　1へ 次へ ホームへ