ベトナムの旅 4
メコンデルタツアー


濁った川の洪水、川を泳いで逃げる母子、雨期の密林での攻防・・。ベトナム戦争の激しさが語られるときに、必ず登場したのがメコンデルタでした。ベトナムを知るにはメコン川を見なければの思いがあったので、ツアーに参加。若者向け英語ツアーは10ドル、現地の日本人向けツアーは45ドル、旅行会社主催のオプションは1万円。車が故障したり船が転覆しても困ると、真ん中の45ドルで手を打ちました。

 舗装されていないガタガタ道をホーチミンから南下すること1時間半。沿道は、果樹園、畑、田が連なり、豊かなデルタ地帯という印象を受けました。メコン川に面したミトーという町に到着し、船着き場へ。ミトーはメコンデルタの入り口で、ほんの触り程度のメコン川ですが、よごれた水と両岸をおおいつくすココナツヤシの林、川面を渡る風は思い描いていたとおりでした。

 点在している三つの島に上陸ココナツキャンディ工場のある島と観光果樹園の島では、島の人たちと身振り手振りで楽しく過ごしました。左の写真は果樹園の入り口。バナナ、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、赤いシャボテンみたいなタンロンを木につるして、ムードを出しています。右の写真はタンロンを切った状態。果肉は白く、中にゴマみたいな黒い点々。味はいまいちながら、赤、白、黒のコントラストが見事でした。


 
ハイライトは、小舟に乗ってのジャングル探検です。茶色に濁った水、両岸に生い茂る熱帯の木々とくれば、トラやライオンが襲ってくるかもしれない密林。ところが、猛獣襲来は杞憂に終わり、まるでディズニーランドのジャングルクルーズのアトラクションに参加しているような気分でした。
 ベトコンの気持ちに少しでも近づけるかなと参加しましたが、戦争の影などみじんもなく、お遊びに終始しました。
 
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