ベトナムの旅 6
ベトナムはおいしい


 
アジアのエスニック料理の中でも、ベトナム料理は花○、二重○。中華料理ほど油っぽくなく、タイ料理ほど辛くなく、フランス料理ほど高くないとくれば、言うことなし。ベトナムは、料理王国の中国とフランスに長いこと支配されていたので、両者のいいとこどりかもしれません。

 ベトナム料理に欠かせないものは3つ。魚から作った醤油・ヌックマム、米粉を薄くのばしたライスペーパー、コリアンダー、ミント、レモングラスなどの香草。具体的にいくつかご紹介します。ゴクンとしていただけるかな?

生春巻き
 エビ・レタス・豚肉・香草などをライスペーパーで巻いたもの。ペーパーが白く薄いので、赤いエビや緑の香草が透けて見え、食べる前からよだれ。

バイン・セオ
 米粉を卵とココナツジュースで溶き、エビ、もやし、豆などを入れたお好み焼き。「46バインセオ」という店は、屋台がちょっとましになった程度の構えですが、おいしいと評判。地元の人で混み合っていましたが、日本の雑誌に紹介されているので、日本人も大勢。ここで、生野菜を口にするのは勇気がいりますが、エイヤッ!箸をウエットティッシュで拭いている日本人もいましたが、そこまでするのはベトナムに失礼というもの。これ又エイヤッ!結局お腹は無事でした。

フォー
 
 米粉が原料のうどん。ホテルに近い「PHO2000」という店で食べましたがグッド。生野菜やライムが別皿でついてくるので、好きな量だけ入れます。PHO BOは牛肉入り。PHO GAは鶏肉入り。
スーパーマーケットでインスタントPHOを買ってきましたが、日本のエースコック製でした。


象の耳
 妙な名前ですが、メコン川で捕れる魚をフライにしたもの。その形が象の耳に似ていることからついた名前。メコン川ツアーの食堂で出ました。パリッと揚がった象の耳と香草をライスペーパーに包んで口に入れると・・。ああ又食べたい!

フランスパン
 道路沿いにフランスパンを売る屋台が何軒も。簡単にビニールがかけてありますが、未舗装の道路なので、ほこりがかぶっていること間違いなし。トーストしたものに、ソーセージや香草などをはさんで食べると聞きました。これなら、ほこりも大丈夫。フランスに統治されていた頃の名残で、ベトナム人にとって主食同然とか。試すチャンスがなかったことが心残りです。皮がパリッとして、中はフワフワですって。

ベトナムコーヒー
 
 
写真は、市場で買ったコーヒーフィルターのセットを分解したもの。ペラペラのアルミ製ですが、カワイー!ので思わず購入。ベトナムはコーヒー生産国なので、豆は自前。
 コロニアル風のレックスホテルの中庭で、ベトナムコーヒーを飲みました。けだるい暑さが一段落した夜のひととき。ときおり涼しい風がひと吹き。一滴一滴落ちていく香りを楽しみながら過ごすゆるやかな時間は、実に幸せでした。
 




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