| ベトナムの旅 7 ベトナムの活気を、肌で感じることができる場所は市場。市内最大のペン・タイン市場は、ホテルから近いこともあり、朝な夕なに寄りました。「また来たネー」と顔を覚えられてしまったほど。衣類、化粧品、靴、アクセサリー、生地、食品、野菜、肉、魚などの生活必需品以外に、旅行者向けの刺繍製品、陶器、コーヒーミルなど何でもあり。店の数がいくつあるのか、見当もつきません。わずか2畳ほどの狭いひとつの店に、天井まで商品が積み上げられているさまは壮観です。 上のコーヒーカップは、魚の素朴な文様にひかれ、「食器棚のこやし」を増やしてしまいました。右は、白地に紺色の刺繍がカワイー!ティッシュ箱カバーの一部。びっくりするほど安いものですが、値段の交渉が必要だから少々やっかい。西陣織の刺繍をベトナム人にやらせている・・と聞いたことがありますが、納得。 たくましくさ、したたかさ、人なつっこさ、あたたかさを肌で感じることが出来る市場。ここほど楽しい所はありませんでした。 日本人の若い女性が足を運ぶ店は、主にドンコイ通りにあります。ドンコイ通りは、ベトナムのシャンゼリゼ通りとも呼ばれ、幅広い通りにプラタナスの並木が涼しい木陰を作り、両脇にはしゃれた構えの店がずらり。アオザイ、スカーフ、バッグ、サンダルなどの服飾品をはじめ、食器、漆器などもあか抜けしたものばかり。フランスの植民地だった頃の名残か、フランス人経営の店も。もちろん日本人経営の店もあります。 ついでに、国営百貨店をご紹介。名前と建物の立派さにひかれて立ち寄った店は、照明も暗くて店員がしゃがみこんで、おしゃべりに夢中。市場では、ちらっと足を止めただけで売り込み攻勢なのに、ここでは品物を手にとっても近寄ってもきません。この国が「ベトナム社会主義共和国」、世界に数少なくなった共産主義をかかげる国だと、思い知らされた一瞬でした。元気で愛想がよい市場の店員と、同じ民族だとは、どうしても思えません。中国でさんざん見せつけられた共産主義の悪い見本を又、見てしまいました。 ベトナムは1986年に取り入れた市場経済「ドイモイ」で高度成長をとげましたが、まだまだ世界最貧国のひとつ。水道が自宅まで引かれている割合も1割にすぎないとか。国有企業が足を引っ張っている・・の話も聞きました。社会主義がかかえる矛盾が、この国には残っているということですね。 感想・要望をどうぞ→ ベトナムの旅 1へ 次へ ホームへ |