2019年7月22日(月)〜26日(金) 

7つ星ホテル 
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水上集落
イペン族の村と王様の生活
テングザルクルーズとオールドモスク


ブルネイの旅1 


2019年7月22日(月)-1日目


今回初めて参加するW社のツアーは、養老院ツアーの異名があるほど高齢者の参加が多く、添乗員がいたれり尽くせりという評判である。夏休みの時期と重なったが、おばあちゃんと来ている高校生以外は全員がシニアで、添乗員は親切だった。評判はほぼ当たっていた。

ブルネイは、ボルネオ島にある国。ボルネオという国があると勘違いしている人もいるが、3つの国からなる大きな島である。

島の南部はインドネシアで、北部に位置するのがマレーシア。そのマレーシアに囲まれている小さな国がブルネイだ。左地図参照。赤い線が赤道。

マレーシア連邦に組み入れられそうになったが、シンガポールと共に、加わらずにすんだ。だからシンガポールドルとブルネイドルは等価なのだという。

2年前にマレーシアのコタキナバルに行った時に訪ねてみたかったが、時間がなくて心残りだった。

そんな時、「ゴージャスな不思議な国 ブルネイ王国の旅」というツアーを見つけた。半年前に成田から直行便が出来、わずか6時間半。しかも7つ星ホテルに3連泊だという。それにしては他社のツアーに比べ激高ではなかったので、行ってみることにした。

11時45分(成田発)→ブルネイ航空で→17時10分(ブルネイ着) 

参加者は23名。夫婦は私たち以外は1組のみ。添乗員はIさんと研修中のKさん。もっともKさんは、8月には独り立ちしてブルネイツアーの添乗をすると聞いた。

パスポート検査のシステムが簡単になってからの3度目の渡航なので、すいすいと通過。

入国カードは事前に用意してくれたし、出国に必要な半券は添乗員が預かってくれた。なにもかも人任せだとバカになってしまうと思うも、いつも半券などをゴソゴソ探す身にはありがたい。

空港には現地の旅行会社に勤める亀井さん(左)が待っていた。あとで聞いたのだが、同じ会社に勤めるブルネイ人と結婚。生まれたばかりの子どもは姑が見ている。亀井さんは、大学卒業後すぐにブルネイの会社に就職した。マカオで会ったガイドも、マカオで職を見つけマカオ人と結婚していた。こういう日本人が多くなったことに、いささか驚いた。

空港からバス30分ほどで、ホテルに着いた。このホテルは、もともとは王族が使う迎賓館として建てられた。2000年にここでAPECが開かれ、その後ホテルになった。

 
本館ロビーにあるエレベーター
 
本館ロビーの大理石と金飾の柱


吹き抜けのロビー、イタリア製の大理石、金の装飾と、なるほどツアーのうたい文句にあるようにゴージャスだ。でもわれわれが泊まった宿泊棟は、これほど豪華ではない。

広い敷地にはプールやジムやスパはもちろん、ゴルフコースや映画館もある。ホテルライフを楽しみたい人には、ここだけで楽しめる。もっともゴルフもしないし、プールにも入りたくない者にはさほど有難くない。


夕食はホテルの別棟のレストランで中華料理。スープ・鶏の薬膳蒸し・ローストダック・白身魚の甘酢あんかけ・ナスの炒め物・豆腐の煮込み・野菜炒め・フルーツ。

7つ星ホテルの部屋はどんなものか。贅沢に慣れていないので、豪華すぎたらどうしようと懸念したが、この程度の部屋なら何度か泊まったことがある。さすがに冷蔵庫の水・コーラ・牛乳やスナックなどは無料。

イスラムの国なので、酒はレストランでも飲めない。唯一許されるのはホテルの部屋だけだそうだ。でもホテルの部屋には置いてなかった。日本からの持込は可能。

 
3泊した部屋 
 
浴室は総大理石


同行者の中には、浴室の水の流れが悪く部屋を変えてもらった人もいる。ホテルにとって水まわりはいちばん大事だと思うが、要するにこの程度のホテル。ちなみに私たちの部屋にはトラブルはなかった。

世界のホテルの格付けは5つ星が最高だと思っていたが、7つ星の定義はあるのだろうか。調べてみたら「5つ星よりはるかに豪華なホテルを6つ星とか7つ星と言う」と曖昧な表現。ネット情報だが、7つ星ホテルはドバイの「ブルージュ・アル・アラブ」とブルネイのエンパイアホテルの2つだという。ホントかな?
    <ブルネイのザ・エンパイアホテル泊>           (2020年1月16日 記)

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