2018年8月22日(水)〜8月30日(木) 


ケフラヴィークとゴールデンサークル
クヴェラゲルジ
アイスランド南部とブルーラグーン
スナイフェルスネス半島
レイキャヴィーク市内
レイキャヴィーク市内 2
アイスランドの食事とお気に入り写真


アイスランドの旅 1 
 

2018年8月21日(火)

集合が朝7時と早いので成田に前泊した.。

8月22日(水)-1日目

成田(10時発)→アイスランドのケフラヴィーク(12時10分着) 時差が9時間あるので11時間10分のフライト

この旅に参加した第1の理由は、成田からアイスランドまで直行便で12時間弱という宣伝が目に入ったからだ。乗り換えによる待ち時間はつらい。絶海の孤島のように思っていたアイスランドまで12時間内で行けるのだ。実際には12時間を大幅に下回った。

JALのチャーター便で、乗客はすべてK社募集のツアー客144名。同じK社のツアーとはいえ、微妙に違う5コースに分かれている。私が参加したツアーのコースは、左地図のようにごく狭い範囲。赤文字はオプショナルツアーで行った半島。

K社やH社のツアーは少し安いけれど参加人数が多いことで有名だが、今回は40名とあまりにも多い。夫婦が9組、母娘3組、女性の友人2組、他は一人参加の女性7名、男性1名。相変わらず女性が優勢だ。

アイスランドの国際空港ケフラヴィークに着いた。Iceと名のつく国だから覚悟はしていたが寒い。35度近い日本から10度になるかならないかの国に来たのだ。首都のレイキャヴィークや観光地に近い場所のホテルを確保できなかったのだろう。人口は1万人というが、寒村という言葉がぴったりのここで午後の自由時間を過ごさねばならない。

出発前に添乗員が「夕食はついてません。ホテルの近くにはコンビニもレストランもないので、日本から何か持っていって」とサジェストしたほどだ。実際はSUBWAY(左)やコンビニごときものはあったのだが、たとえば少量のサンドイッチでも1000円ぐらいする。

特に酒が高い。冬が長いアイスランドではアルコール中毒になりやすいので、それを防ぐ意図もあるらしい。

物価の高さは今後も実感することになる。今回の旅では1人参加の女性が7人いたが、そのうち6人は相部屋だった。1人部屋の場合、7泊で15万円も追加せねばならない。「同じ値段でプレミアムエコノミーに乗れるから今回は相部屋にした」という人がいたほど高い。


ダウンコートを着て街の散策。寒村と銘々してしまったが、建物は垢抜けしているし、車も通っている。大西洋の海辺に置かれているオブジェもモダンだ。

 
海辺に数個置かれているオブジェはいずれもモダン
 
倉庫のように見える建物にも壁画 右上に字があるけれど
意味は分からない

 
「今日の夜もオーロラ鑑賞のチャンスですよ」とは言われたが、曇り空。とうてい現れるとは思えなかった。  
                    <ケフラヴィーク ケイリルホテル泊>

8月23日(木)-2日目

今日は、アイスランドでもっとも有名な観光地「ゴールデンサークル」を巡る。まず向かったのはシンクヴェトリル国立公園。

アイスランドにはいくつかの地球の割れ目「ギャウ」がある。地底にあることが多いが、ここのギャウは地上に現れている。

ユーラシアプレートと北米プレートが引き合うことによって、年に1cmから2p程度ひろがり「割れ目」ができるという説明を受けた(左)。

地球の割れ目を歩くというガイドブックの記述にワクワクしていたが、感受性がにぶい私には単なるハイキングコースだ。ただ道の両端を覆っている壁が溶岩なのが、いかにもそれらしい。

ここは世界遺産にもなっているが、理由はギャウではなく、世界初の民主議会「アルシンギ」が西暦930年に開かれたからだ。9地域から39名が集まって話し合いをしたという。ギリシャ時代にも民主議会はあったように思うが、世界遺産会議が認めていることにケチをつけることもない。アルシンギの跡地は、アイスランドの国旗が立っているだけの寂しいポイントだった。


 地球の割れ目「ギャウ」をハイキング  両側に溶岩の壁
 
「ギャウ」の中に家も建っている

 
世界初の民主会議「アルシンギ」の跡地

 
アルシンギの想像図  テントの跡が見つかったそうだ


次に向かったのはストロックル間欠泉。英語の間欠泉(geyser)の語源にもなっているゲイシールは高さ70mも吹き上げていたが、今は活動を停止しているという。実際に見たのは近くにあるストロックルだ。白い噴煙があがる地熱地帯に大勢が集まっている一角があった。わずかな時間しかいなかったが、30mほどの吹き上げを3回目撃した。

添乗員は日本には間欠泉はないと言うが、宮城県の鬼首温泉でも15mぐらい吹き上げる。


地熱地帯 
 
30mほどの間欠泉


昼食後はグトルフォスの滝へ。グトルは黄金、フォスは滝を意味する。天気の良い日には黄金に輝くことからこの名がついているが、今日は輝いていなかった。

3つのスポットをゴールデンサークルと呼ぶのは黄金の滝があるからだ。ラングヨークトル氷河を水源とするヴィータウ川の流れが滝になっている。滝の落差は少ないかが、幅が広くて豪快だ。

 
グトルフォスの滝

 
グトルフォスの滝

日程表にはなかった古民家を訪問。熟年夫婦が案内してくれた。ご主人のお祖父さんの代からの家を残していて観光客に見せている。私はこんな寂しい場所で暮らすのは嫌だが、ご夫婦はエコ生活に満足げだった。


今日から3連泊するクヴェラゲルジは地熱地帯にあり、水道の湯の蛇口から硫黄のにおいがする温泉が出た。スチームのパイプにも温泉の湯が通っている。

ホテルの庭でオーロラ観察。レイキャヴィークより晴天率は高いというが、見えなかった。首が痛いだけで終わった。  <クヴェラゲルジのオルクホテル泊>       
              (2018年11月16日 記)

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