2006年10月4日〜10月11日 |
カプリ島 ポンペイ遺跡 マテーラの洞穴住居 アルベロベッロ シチリア島へ上陸 タオルミーナとピアッツアアルメリーナ アグリジェント パレルモ |
南イタリアの旅 1 2006年10月4日(水)−1日目 この時期の8日間に、夫も私も特に予定が入っていない。それじゃあ、海外に行こう!とパンフレットをめくった。「土産物屋に連れていくツアーは嫌だ」「人数が多いのは嫌だ」「短い旅は往復の時間が長くて嫌だ」と言っていながら、「行けるときに行った方がいい!」と囁く声があり、南イタリアに出発。 10月5日(木)−2日目 出発前日に、パソコンの「グーグルアース」にホテルの住所を打ち込んで上空写真を見てみた。鉄道の線路と大きな道路に挟まれて、場末らしい場所にせせこましく建っている。実際のホテルも、当たり前ながら、「グーグルアース」で見たのと大差なかった。 7時50分 観光へ出発。 H社のツアーは参加人数が多いが、今回の旅も34名。丸6日間を満席のバスで過ごすのかと、少し憂鬱になる。運転手はシチリアのパレルモ出身のファビオさん。今日の現地ガイドはロベルトさん。添乗員は「人気添乗員」という触れ書き。人気添乗員の格付けが、なんの根拠もない事がわかった旅でもあった。 車窓からナポリ市内の観光。1994年のナポリサミットで村山首相が緊急入院した病院を、ガイドが指さした。こんなことを説明されていると知ったら、村山さんは嫌だろうなあ。 王宮(今は博物館)・劇場・ヌオーヴォ城(左)などを車窓から眺めた。重厚な建物ばかりで、この一帯が世界遺産なことも頷ける。もともとナポリは、ギリシャ・ローマ・ノルマン・スペイン・ブルボン王家など支配者はめまぐるしく変わったが、長いこと政治文化の中心地だった。 ベヴェレッロ港から、8時半発のジェットフォイルでカプリ島へ。面積は千代田区と同じぐらいだから広くはないが、島全部がリゾート地になっている。この地を気に入った初代ローマ皇帝アウグストウスが島全体を購入し、次の皇帝ティベリウスは、後半はこの島から動かずに政務を執ったそうだ。いいご身分だこと! カプリ島といえば青の洞窟をだが、港を出るときは青空が見えたのに(左上)、カプリ島に着いたとたん、よりによって台風のような雨風になった。晴天でも波が高くて洞窟に入れない時もあるから、こんな天気ならあきらめがつく。洞窟に入れなかったからと、ボート代1000円を返却してくれた。
別荘の周辺には、陶器やレモン製品を売る土産物屋、リストランテが所狭しと並び、道路は観光客であふれていた。夏休みでもないのに大勢いることに少し驚いたが、世界中に私たちのような暇人がいるのかもしれない。昼食はイカのリゾットと初日からイタリア風。夫はレモン製品を専門に売っている店で、レモン酒を買った。(2007年9月16日 記) |